教室の様子（西大島教室11.23）

1１月23日、勤労感謝の日。勤労感謝とは名ばかり、世の中、働いている入がいっぱいいる。一層のこと、禁労とすればいい、なんて思いながら教室へ足を運ぶ。

この時期になると日が短い。夜の帳が下りるころに教室が始まる。ボランティアの高校生とミ―ジュカルや世界史の話しをしながら待つことしばし、生徒が教室に入ってきた。早速、漢字の練習帳を取り出して、漢字の練習。カリカリ、カリカリ、聞こえてくるのは鉛筆を走らせる音だけ、一瞬の静寂と緊張が訪れる。

ボランティアの高校生も数学の問題集を取り出して熱心に取り組み始めた。二次関数と一次直線の問題だ。与えられたパラメーターは二次方程式と一次直線が通る座標。それらから一次直線が接する座標と傾きを求める問題だ。XY座標上の二次関数と一次直線では交点が2つある場合と接点だけになる場合、全く交わらない場合の三通りがある。

半世紀以上前に習った問題だ。接線になる条件は何だろうと化石化した頭を捻りながら、生徒の方を見ると漢字の練習しながら眠ってしまったようだ。声を掛けても返事がない。そっとしておこう。

何気なく生徒のTシャツを見ると、”STARRY EYED”とプリントした文字が。意味を調べると「夢見心地」とある。きっと良い夢を見ているのだろう…。