1Day ワークショップ開催 in 丸亀市・さぬき広島
この夏、寺子屋みなてらすは普段活動する東京を飛び出して、とある場所に・・・。それは名古屋。それは大阪。でもなく色々通り越して香川県!しかも小さな離島にたどり着きました!
香川県丸亀市・さぬき広島。人口140名程の離島で開催したイベントこそが島旅1dayワークショップなのです。
「自分だけかもしれんけど、実はこんなことに興味あるんよな」
子供たちが島で楽しく遊ぶのはもちろん、そんな気持ちに少しでも寄り添えやしないかと。「こんなことに興味あるねん」と思っていても、もしかしたら香川にそれをわかってくれる大人は少ないかもしれない。であれば、彼らが香川から東京に出向くのではなく、東京から「それ、おもろい!」と言ってくれる大人を香川に連れて来ようではあるまいか!そんなイベントだったわけです。
結論から言うと、当日は県内の小中高生20人+東京の中高生2名の総勢22名にイベントに参加&来島いただきました!募集してすぐにあれよあれよと定員20名が埋まりまして、少し定員を増やしてのご対応となりました。
※ちなみにスタッフの大人たちはこんな感じ↓
東京の寺子屋みなてらすメンバー(社会人3人、大学院生1人)、神戸でアートのプログラムを実践されている方、千葉でキャンプ場を営んでいる2人、また香川からは香川大学の社会人学生と筆者(実は島に住んでいます、みなてらすの皆さんに香川に来てくれませんか?と声をかけた張本人)
さてさて、ようやく当日のお話。まずは丸亀港から大きなフェリーに乗り込みまして、めざすは島!そしてそのまま午前中は砂浜アートワークショップに突入しました!
ちょっとしたアイスブレイクの後は、浜に流れ着いた木やごゴミを使って思い思いに何かを表現してみる時間。ふむふむこれは何を作ったのかな?
筆者は毎日のようにこの海を見て生活しておりますが、子どもたちの手にかかればこんなにも個性的な作品が生まれてくるものなんですね!
その後はお昼ごはん。島にある宿泊施設の24畳を襖もすべてぶち抜いて、カレーをみんなで食べました。またこの日は偶然島のおばちゃんからスイカの差し入れも。みんなでカレー食って、スイカ食って。なんだかとっても夏でした。
お昼からはチーム毎で協力して絵を描いたり、その絵をチームのみんなで身体を使って表現してみたり。それぞれの絵を見ながらだと会話もふだんとは違ったものになるのがおもしろい!どのチームからもそれぞれの面白い物語が生み出されました。
ざっと振り返るとこんなところでしょうか?うーん、楽しかった!
おいおい。君たち海で遊んで、ご飯食べて、また遊んだだけじゃないか?という声も聞こえてくるようなこないような・・・。
たしかに、そうした節もあったかもしれません。そのため、どこまで子どもたちに興味の幅広げてもらえたのか、また「へぇ、こんな大人もおるんかぁ」と思ってくれたのかはなかなか推し量ることは難しいとも言えるでしょう。
とはいえ、あの日を思い返すとイベントの意義を改めて見いだせるような場面もありまして。例えば、とある男の子が普段書いている絵を見てほしいとスマホを差し出してくれたり、実は今不登校気味で・・・と親子で声をかけてきてくれたり。そんな出来事がちらほらありました。
ひょっとして、この方々が現状を相談したり、打ち明けたりするためには、
島という日常とは少し違った場所や普段は会えない地域の大人との出会いが必要だったのでは・・・?
もしそうであったのなら、このイベントを開催してよかったなと思わざるにはいられません。
さて、今後は一旦オンライン上に場所を移動しまして、島はもちろん日本の地方で同じような取り組みができないか?etcと新たな展開を探っていこうと思っています。そのため、これからも何卒応援よろしくお願いします。
※今回のイベント開催にあたり丸亀市役所様からの助成金のほか、数多くの皆様からのご寄付を頂戴しました。末筆ながらこの場をお借りして御礼申し上げます。